読書日和

向日葵文庫オーナーの読書日記
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クリスマスまであと九日―セシのポサダの日
以前お仕事でお世話になり、以来仲良くしていただいている絵本好きのお友達から、結婚のお祝にと贈っていただきました。

メキシコの“セシ”という主人公の女の子が、クリスマスのお祝“ポサダ”をむかえる日までを、セシの愛らしく優しい目線で追ったお話。

読みはじめは、初めて耳にする“ポサダ”について、なるほどそういうことなのかと、セシと一緒にわくわくしながら読み進むうち、いつのまにか素直で可憐なセシを大好きになっている、そしてラストの展開にホッと心温まり、優しい気持ちになれる、そんなお話です。

エッツの絵も、シンプルななかにお洒落さと品の良さとユニークさがあって、絵だけでも欲しくなる絵本。


こんな名作、さすが絵本に詳しいWさんのお見立て!
いい絵本を教えてくださって、ありがとうございました。
マリー・ホール・エッツ,アウロラ・ラバスティダ,たなべ いすず
富山房
¥ 1,470
ぼく、あめふりお
待ちにまった、大森裕子の新刊絵本です。初の子供向け絵本、とのことです。(ちなみに、『よこしまくん』などおこちゃまよりは年齢層高めに人気の絵本や、『あがりま〜す』など挿絵を手掛けた絵本などは、たくさん出ていますね)

わくわくするタイトル。だって、てるてるぼうずなのに雨男だなんて・・・
おひさまに会いたくて、『あめふりお』は旅に出ます。
さて、はたしてあめふりおはおひさまに会うことができるのか?!

・・・これはもう、名作絵本に殿堂入りです。
ラストのページを見たとたん、涙が溢れ出ました。←このタイミングがたまらん!


もっとがんばろうと、もっと良くなろうと、変えたり変わったりする努力や勇気ももちろん大切なことだけれど、人や自分のありのままを受け入れることの大切さ、温かさ、優しさ。ここにも勇気がかくれているんだなあ、としみじみ思わせてくれる絵本でした。

いまでは、表紙をみただけで、涙が出そうになります。
ブリキの音符
今年のクリスマスには、絵本が5冊、届きました。

まず1冊目。
これは私がリクエストしていた絵本です。
片山令子さんの詩がすきです。絵本作家の片山健さんとは御夫婦でもあり、おふたり競作の絵本も沢山出ていますね。
この絵、ささめやゆきさん。とっても素敵。絵本、というよりは、詩画集という感じです。
音楽会のような進行、やさしく強く美しいことばに包まれる本です。
片山 令子,ささめや ゆき
アートン
¥ 2,310
サラダでげんき
角野 栄子,長 新太
福音館書店
¥ 840
こちらもリクエストの1冊。
りっちゃんが、びょうきのおかあさんのために、サラダを作ります。いろいろな訪問者がりっちゃんにおいしいサラダの秘けつをおしえてくれます。さあ、りっちゃんのおかあさんは、げんきになれるかな?長新太さんの絵がほのぼのたのしいです。
三びきのこぶた
3冊目はこちら。
この画像は英語版ですが、同じ絵の日本語こどものとも傑作集をもらいました。
シンプルリアルなこぶたちゃんたちの絵が、なかなかいいのです。
そして、この手の『誰でも知っているおはなし』の詳細は、意外と記憶になかったりして、このおはなしもそうでした。ラストもちょっとびっくりだし。
てぶくろ―ウクライナ民話
こちらは、サンタさんがわたしに、と選んでくれた1冊。こちらもベストセラーですね。わたしはすでにこの絵本は自分の本棚の中にあると思い込んでいたほど、有名な絵本です。
おじいさんが落したてぶくろ。拾いにいくまでのわずかな時間に、こんな物語が秘めていることを想像すると、今までどこかでなくしてきてしまった、傘やお財布やハンカチなどなど・・・も、「それでよかったのかもしれない」と思えてしまいます。(いや、そう思ってあきらめよう・・?)
しずかなしずかな、おはなしです。
エウゲーニー・M・ラチョフ,うちだ りさこ
福音館書店
¥ 840
うさぎさんてつだってほしいの
最後はこの1冊。
こちらは、本屋さんで見つけてひとめぼれした1冊です。
センダックの絵ももちろんすてきですが、この女の子とうさぎさんのやりとりがいいのです。
女の子はうさぎさんに、おかあさんの誕生日プレゼントを何にするか、相談します。うさぎさんのおかげで、女の子も納得のプレゼントを用意できるのですが、このうさぎさん、いまいち要領を得ていないカンジがおもしろいんです。ちょっとアホなところ、でもちょっとキザなところ、このふしぎなうさぎさんを是非味わっていただきたいです。
絵本自体の小さなサイズも、気に入っています。
絵本を7冊
クリスマスって なあに
クリスマスって なあに
ディック=ブルーナ,ふなざき やすこ

へいしのなみだ―ラーゲルレーヴ(キリスト伝説集)より
へいしのなみだ―ラーゲルレーヴ(キリスト伝説集)より
さとう ひでかず,さとう しなこ

おじぞうさん
おじぞうさん
田島 征三

久々の更新です。
(サボッていてスミマセン豚

以前から何度か前を通り、気になっていたとある街の古本屋。
入り口近くに絵本の棚があるのが見えて、入ってびっくり。大当たり。
厳選して7冊も購入しちゃいました。


『クリスマスってなあに』
以前から欲しいと思っていた絵本。
イエス・キリストの誕生のおはなしを、ブルーナのシンプル&かわいい&やさしい絵で綴られています。横長のカタチも惹かれます。古本で出会えてラッキー!

『へいしのなみだ』
こちらも『キリスト』つながり。しかも横長。
はじめて出会った絵本ですが、お話も、絵も、最高にいいです。
絵は司修(つかさおさむ)。もともと好きな作家さんですが、印刷の良さがこの絵をさらに引き立てています。まるでオリジナル版画のような、重なりの美しい印刷なのです。
横長の見開きいっぱい、カタチを生かした絵作りが楽しく美しいです。

ユダヤの国ベツレヘムのヘロデ大王の幼児虐殺という悲しいお話を、愛と勇気をこめてこんなにも美しく語ることができるのは、絵本の醍醐味です。

『おじぞうさん』
こどものとも社版“ものがたりえほん”シリーズ。
田島征三の力強いユニークなタッチの、リズミカルな展開。
「やや、これはもしや・・」と途中で思った、期待通りのオチがついたので、「これは買い!」と決めました。


こどものとも2冊

『あしたてんきになあれ』
1992年11月号
荒川薫/作 長新太/絵
主人公ともこの豪快でユニークかつかわいらしい表情と、ラストに向かう夕焼け空のあまりの美しさに、惚れました。

『ねこのミロ』
2002年3月号
長谷川摂子/作 しもゆきこ/絵
『マ−マレ−ド色』の木版画と墨で描かれた、おしゃれな絵。
ページをめくる度にわくわくする展開。
そしてラストのちょっぴりジーンとするオチ。
あなたの飼い猫ちゃんが行方不明になったら・・でもきっと、1ヶ月もすれば帰ってきますよ。


ちいさなかがくのとも2冊。

『かにかにのすなだんご』
2002年7月号
荒川暢/作
かがくのともは「へえ〜、ほお〜」とためになる情報がつまっている。
ちいさなかがくのともはそこに単純さが求められる。
それがわたしたち大人には、時にとんでもなく面白かったりもするのです。
『かにかにのすなだんご』はまさに、両者がほどよく詰まっています。
絵も爽やかで美しい。

『みんな いるかな』
2003年1月号
大橋政人/文 前田マリ/絵
ちいさなかがくのともは、時々「どこが科学なの?」というものもある。
科学とひとくちに言っても、それはとても奥深い。
ましてや『ちいさな』なのだからね。
そしてどこが科学なのかわからない『ちいさなかがくのとも』は、たいてい面白い。
その代表選手とも言えるのが、この絵本でしょう。
5匹のこねことおるすばんをすることになった『わたし』。
こねこもかわいいけれど、『わたし』はもっとかわいい!
ぜひ声に出して読みたい絵本です。

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